こんがり焼けたトーストにじゅわ~っととろけるバター…考えただけで幸せ気分になっちゃいますよね♪ ところで、「バターってカロリー高そうだし、体に悪そう…」なんて思ってたりしませんか? 実はバターの歴史は紀元前まで遡るスーパーロングセラー食材なんです! しかも、昔は薬や美容に使われていたって知ってました? この記事では、そんなバターのビックリするような歴史をカフェでおしゃべりしてるみたいに楽しく解説しちゃいます! 古代の意外な使い方から、今すぐ試したくなる絶品レシピ、そして未来のバターまで、一緒にバターワールドへ冒険に出発!
古代のバター:薬?!美容?!燃料?!

はーい!みんな、こんにちは!
20代後半女子シェフの私が、古代のバター事情をこっそり教えちゃいます!
古代の人たちは、私たちとは全く違う方法でバターを使っていたんですよ。 実は、食べるためじゃなくて、薬や美容、そして燃料として使っていたんです! びっくりですよね?
紀元前2000年頃の古代メソポタミアでは、バターは神聖なアイテムとして扱われていて、神様への贈り物や宗教的な儀式に使われていたんです。
古代エジプトでは、なんとお肌のトラブルを治すお薬として使われたり、日焼け止めや保湿クリームみたいな美容アイテムとして使われていたという記録もあるんですよ!
さらに驚きなのが、寒い地域では、なんとバターをランプの燃料として使っていた地域もあったそうなんです。 寒くて暗い夜に、バターの灯りが優しく照らしていたのかもしれませんね…ロマンチック!
用途 | 主な成分 | スキンケアのアイデア | 伝統的な使用例 |
---|---|---|---|
うるおいケア | 脂肪酸、ビタミンA、E | 肌をなめらかにし、しっとり感を与える | 古代エジプトでスキンケアに使われていた |
日差しが気になる時のケア | 天然のオイル、抗酸化物質 | 日差しの強い環境でのケアとして取り入れられた | 古代エジプト・インドで使われていた |
髪のうるおいケア | 脂肪酸、ビタミンK | 乾燥が気になる髪に取り入れられることがある | インドのアーユルヴェーダで伝統的に使用 |
肌を整えるお手入れ | 天然オイル成分 | 乾燥を防ぐためのお手入れのひとつとして試された | 古代ローマでスキンケアに活用 |
なめらかな肌のためのお手入れ | ビタミンE、抗酸化物質 | 肌をすこやかに保つためのアイデアとして取り入れられた | メソポタミアでスキンケアとして使われた |
メイク落としのアイデア | オイル成分、乳脂肪 | メイクを落とす方法のひとつとして使われることがあった | ヨーロッパで伝統的に使用 |
※個人の肌質によって合う・合わないがあるため、使用前に確認してください。スキンケアの選択肢のひとつとして参考にしてください。
例えば、古代インドの医学書「アーユルヴェーダ」には、バターがお腹の調子を整えてくれて、免疫力をアップしてくれる効果があると書いてあるんです。
また、古代ローマの学者さん、プリニウスさんの本にも、バターがケガの治療や炎症を抑える効果があると書いてあるんですよ。 古代の人たちは、色々な方法を試してバターのすごいパワーを発見して、生活の中に取り入れていたんですね。 賢い!
出典元:ギー(ghee)の健康効果とは?作り方やおすすめの使い方をご紹介
現代の私たちにとってバターといえば、やっぱり美味しい食べ物ですよね。 でも古代の人たちにとっては、まるで万能薬みたいな存在だったのかもしれませんね!想像すると面白いですよね!
紀元前、はるか昔、人々は偶然にバターを発見しました。
遊牧民がミルクを革袋に入れて運んでいたとき、運んでいる途中の揺れでミルクの脂肪分が分離して、バターができたみたいなんです。偶然の産物って、なんだかロマンチックですよね!
古代メソポタミアでは、バターは神聖なものとして扱われていて、神殿に捧げられていたそうです。古代エジプトでは、ミイラの副葬品としてバターが見つかっていて、死後の世界でも役に立つと信じられていたみたい。
古代ローマでは、バターはお薬や化粧品として使われていたんです。日焼け止めや傷の治療にも使われていたという記録が残っているんですよ。
🔗バターはお薬や化粧品として使われていた!!
古代ギリシャの歴史家、ヘロドトスさんも、紀元前500年頃に牛乳を木の桶に入れて激しく振動させてバターを作る方法を記録しています。古代の人々の知恵ってすごいですよね!
石板に描かれた絵には、牛の乳を搾ってバターを作っている様子が描かれているものもあるそうです。現代のバターの製法とは全く異なる方法ですが、当時の人々は試行錯誤しながらバターを作り、様々な用途で活用していたんですね。
中世ヨーロッパ:バターが食卓のスターに!
さあ、時代は中世ヨーロッパ! この時代、バターはだんだんと食べ物として認められるようになって、パンに塗ったり、お料理に使ったりするようになったんです。
修道院では、バターは貴重な食材として大切に扱われていて、チーズやヨーグルトなどの乳製品を作る技術もどんどん進化していきました。 特に寒い北欧では、バターは大切なエネルギー源となって、人々の生活に欠かせないものになっていったんです。寒い冬を乗り切るには、バターのパワーが必要不可欠だったんですね。それに加えて、バターは保存食としても優秀だったので、長い航海や冬の食料確保にも大活躍!
例えば、中世ヨーロッパの市場では、バターは大切な商品として取引されていて、農民の人たちはバターを売って生活していたんです。 税金を払うときや土地を借りるときの代わりにバターが使われることもあったそうで、経済活動でも重要な役割を果たしていたんですね。バターって、ただ美味しいだけじゃないんです!
中世ヨーロッパでのバターの普及は、食文化を大きく変えただけじゃなく、経済活動にもとっても大きな影響を与えていたんですね。
中世ヨーロッパでは、バターはお金持ちの人たちの食卓にも並ぶようになり、贅沢品として扱われていたんです。バターを使った豪華なお料理が考え出されて、貴族のおしゃれなディナーを華やかに彩りました。 一方、一般の人たちの間でもバターは少しずつ広まって、パンに塗ったり、スープに入れたりするようになったんです。でも、バターを作るのは大変な作業だったので、値段が高い食材のままだったんです。だから、一般の人たちは特別な日しかバターを食べられなかったんですね。ちょっと切ない… 中世ヨーロッパでは、バターの品質を守るための組合(ギルド)が作られて、品質が良く美味しくなるように、そしてみんなが買えるように努力していました。紀元前60年頃にはポルトガルで食用バターが使われ始め、その後フランス、ベルギー、ノルウェーなどヨーロッパ中に広がっていったんですよ。 特にフランスでは、バターは美食文化の一部となり、様々な料理に使われるようになりました。クロワッサンやブリオッシュなど、バターをたっぷり使ったパンやお菓子も人気で、現在でもフランスの食文化を代表するもののひとつとなっています。
近現代:バター製造が大進化!
19世紀になると、産業革命のおかげで技術がぐんぐん進化! バター作りにも大きな変化が起こりました。遠心分離機の発明で、クリームを効率よく分離できるようになって、たくさんのバターが作れるようになったんです。
大量生産されたバターは、世界中に輸出されるようになって、人々の食生活をもっと豊かにしてくれました。 冷蔵技術が発達したのも、バターを長く保存したり遠くまで運んだりできるようになった大きな理由。おかげで世界中の人がバターを楽しめるようになったんです。
例えば、デンマークは19世紀後半にバターの輸出大国になって、「バターの国」として世界に知られるようになりました。オーストラリアやニュージーランドも、冷蔵船を導入することでバターをヨーロッパに輸出できるようになり、酪農産業が大きく発展したんです。
近現代の技術革新と世界中に広がる流通網のおかげで、バターは世界中の人々が手軽に楽しめる食べ物になったんですね。
19世紀の終わり頃には、マーガリンが発明されて、バターの代わりに使われるようになったんです。マーガリンはバターより安かったから、労働者の人たちを中心に広まりました。バターを作っている人たちは、マーガリンとの競争に負けないように、バターをもっと美味しくしたり、値段を調整したりと頑張りました。 20世紀に入ると、バターの製造工程はさらに機械化されて、衛生管理もしっかり行われるようになりました。それに、バターの味や種類も増えて、色々な好みに合わせたバターがお店に並ぶようになったんです。ホイップバターや専門のバターなど、たくさんの種類のバターが登場して、バターの世界はますます広がっていきました。 マーガリンの登場はバター業界にとって大きな脅威でしたが、同時にバターの品質向上や新たな種類の開発を促すきっかけにもなったと言えます。 現代では、バターだけでなくマーガリンも様々な種類が販売されており、それぞれの特徴を活かして料理やお菓子作りに利用されています。
日本におけるバター:こんにちは!バターさん!
日本では、バターは明治時代に本格的にやってきて、西洋文化の影響を受けてだんだん広まっていきました。[1]
最初は、バターは西洋料理の特別な食材として、一部のお金持ちの人たちの間で使われていました。 でも、食生活が西洋化するにつれて、普通の家庭にも広まっていったんです。
例えば、明治政府は酪農を応援して、北海道にたくさんの牧場を作りました。こうして国産バターの生産が始まって、日本でも安定してバターが手に入るようになったんです。雪印バターみたいに有名なブランドが生まれて、みんなに愛されるようになりました。
日本におけるバターの普及は、食文化の西洋化と深く関係していて、今では日本の食卓には欠かせない存在になっています。
明治時代、バターは西洋料理に使われる特別な食材で、一部のお金持ちの人たちの間でしか食べられていませんでした。 実は、飛鳥時代(6世紀頃)に仏教が日本に伝わってきたとき、牛乳を使う文化も一緒にやってきて、蘇という乳製品が作られていたんです。これが今のバターやチーズの原型とも言われているんですよ! でも、私たちが今食べているバターが本格的に広まったのは明治時代以降なんです。明治5年には東京麻布の官園実習農場でバターが試験的に作られ、明治18年には東京麹町の北辰舎がクリーム分離機と回転チャーンを導入して本格的なバター製造を始めたんです。その後、大正14年には北海道の酪農家629人でお金を集めて、雪印ブランドで有名な北海道製酪販売組合が設立されました。これがのちの酪連となり、国産バターをたくさん作って広めるのに大きく貢献したんです。 北海道という土地が酪農に適していたことや、人々の努力によって、日本のバターは大きく発展してきたんですね。
現代のバター:進化し続けるバター!
現代のバターは、色んな種類があって、味や使い方も本当に様々!
発酵バター、無塩バター、グラスフェッドバターなど、作り方や材料の違いで、香りや風味が全然違うんです。 最近は、健康志向が高まっていることもあって、オーガニックバターや植物性のバターも人気が出てきています。
例えば、発酵バターは独特の香りとコクがあって、パンやお菓子作りにピッタリ。 無塩バターはお料理の味を邪魔しないから、ソースや炒め物に合います。グラスフェッドバターは、牧草を食べて育った牛のミルクから作られていて栄養たっぷり!
現代では、バターは色んなお料理に使われていて、食卓には欠かせない存在ですよね。パンに塗ったり、お菓子作りに使ったり、お料理の味付けに使ったり…バターの使い道は無限大!それに、バターは健康にも良いと言われています。[2] ビタミンA、ビタミンD、カルシウムなど、体に良い栄養素がいっぱい含まれているんですよ。 バターに含まれるビタミンAは、目の健康を守ってくれたり、お肌や粘膜を健康に保ってくれたり、免疫力を高めてくれる効果があるんです。[3] ビタミンDはカルシウムの吸収を助けてくれて、ビタミンEは抗酸化作用で細胞の老化を防いでくれる効果が期待されています。[3] また、バターの主成分である乳脂肪は、エネルギー源となるだけでなく、細胞膜の構成成分やホルモンの原料にもなります。消化吸収率も高く、胃腸に負担がかかりにくいというメリットも。 しかし、バターには飽和脂肪酸がたくさん含まれているので、食べ過ぎるとコレステロール値が上がったり、心臓病のリスクが高まる可能性もあるんです。[4][5][6] だから、美味しくても食べ過ぎには注意!適量を心がけましょうね!1日の摂取量の目安は10~20g程度。 厚生労働省が推奨する脂質の摂取カロリーの割合は、総カロリーの20~30%なので、バランスの良い食事を心がけ、バターの摂取量を調整することが大切です。
まとめ
さあ、バターの歴史の旅、いかがでしたか? 薬や燃料として使われていた時代から、食卓のスターへと進化をとげたバター。その物語は、まさに食文化の歴史そのもの! これからもバターは色々な形で私たちの食生活を豊かにしてくれるはずです。
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