子どものころ、駄菓子屋で10円玉を握りしめて買った「うまい棒」。長らく10円を維持していたが、物価高騰の影響で2022年に12円、2024年には15円へと値上げされた。しかし今回、そんな「うまい棒」が1本10万円で販売されるというニュースが飛び込んできた。もはや駄菓子の価格とはかけ離れたこの「うまい棒」は、一体どういうものなのか?
1本10万円の「うまい棒」とは?
今回発表されたのは、「うまい棒 げんだいびじゅつ味」。その名の通り、現代美術の世界と駄菓子が融合した一品だ。手がけたのは、ニューヨークを拠点に活躍する現代美術家・松山智一氏。そして製造元のやおきんとタッグを組み、アート作品としての「うまい棒」が誕生した。
松山氏は今回のプロジェクトについて、「日常の中に溶け込んでいる商品が、視点を変えることでどんな価値を持つのか。それを問いかける試みだ」と語っている。
では、その「うまい棒 げんだいびじゅつ味」がどのようなものか、詳細を見ていこう。
10万円の「うまい棒」の仕様
- 透明のアクリルケースに封入され、開封不可
- 食べることはできない完全な鑑賞用
- 世界限定50本
- シリアルナンバー付き
- 松山智一氏の直筆サイン入り証明書が付属
つまり、これは「駄菓子」というより、「アート作品」だ。食べられないのに「うまい棒」と言っていいのかという疑問はあるが、実際にこれは”商品”というよりも”コンセプト”の塊なのだろう。
なぜ10万円なのか?
「うまい棒」といえば、安価で親しみやすい庶民の味。その価格が10万円となると、一見するととんでもない話に思える。しかし、この価格設定には現代アート特有の”挑戦”が込められている。
- 身近なものに新たな意味を与える
- 価格の価値とは何かを問い直す
- 所有することで「特別感」を得られる
- アーティストによるサイン付き証明書がコレクターズアイテムとしての価値を生む
実際、美術の世界では”日常的なもの”がアートとして高額で取引されるケースは珍しくない。マルセル・デュシャンが便器を「泉」というタイトルで発表したのは有名な話だし、バンクシーの作品がシュレッダーにかけられた直後にさらに価値を上げたことも記憶に新しい。
そう考えると、「10円のうまい棒が10万円になった」という単純な話ではなく、「身近なものの価値を再定義する」意図が込められているといえる。
世間の反応は?
もちろん、この話題に対するネットの反応は賛否両論だ。
肯定的な意見
- 「アートとしての新しい視点を提示しているのが面白い」
- 「アートと日常を結びつける試みは評価できる」
- 「コレクターズアイテムとしてはアリかも」
否定的な意見
- 「食べられないのに、うまい棒を名乗る意味があるのか?」
- 「結局、アートという名目で値段を釣り上げているだけでは?」
- 「買う人がどれくらいいるのか気になる」
個人的には、「駄菓子がアートになる」という発想自体は面白いと思う。だが、10万円という価格を受け入れられるかどうかは別問題だ。美術品としての価値は、最終的に”買う人がいるかどうか”で決まる。このうまい棒に10万円を払う人が50人いれば成功、そうでなければただの話題作りに終わる。
まとめ
「うまい棒 げんだいびじゅつ味」は、駄菓子の枠を超えた”アート作品”として登場した。シリアルナンバーやサイン入り証明書など、コレクター向けの要素を持ちつつ、「身近なものの価値を問い直す」というテーマを持つ作品だ。
しかし、10万円という価格が妥当かどうかは意見が分かれるところだろう。賛否はあるが、こうした試みが「アートの価値とは何か?」という問いを生むこと自体には意義があるのかもしれない。
この「うまい棒」、あなたなら10万円で買うだろうか?
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