急落するテスラ株、それでもまだ割高? イーロン・マスクの“政治熱”に市場が警戒

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株価が3カ月で半減、それでもまだ高い?

テスラの株価がひどいことになっている。直近3カ月で約半減し、投資家の間には不安が広がるばかりだ。2025年3月10日には前日比15%の急落を記録し、もはや底なしのように見える。一方で、「まだ高すぎる」という声もあるから驚きだ。

「高すぎる」と指摘するアナリストたちは、テスラのPER(株価収益率)が依然として割高であることを根拠に挙げている。確かに、急成長を遂げてきたテスラだが、これまでのように未来を信じて投資するにはリスクが大きくなってきたのかもしれない。

テスラ株の推移

テスラ株の下落は2024年末から始まり、2025年に入ってからは急降下を続けている。以下の表を見ても、下落幅の大きさがよくわかる。

日付株価(USD)前日比
2024年12月400
2025年1月350-12.5%
2025年2月280-20%
2025年3月200-28.6%
2025年3月10日170-15%

この下落が単なる一時的な調整なのか、それともテスラの成長神話が終わりを迎えているのか。問題はそこにある。

株価下落の理由:マスクの政治色が濃すぎる?

下落の要因はいくつかあるが、特に目立つのはCEOのイーロン・マスクの政治的な動きだ。

マスクはここ数年、ビジネスよりも政治に傾倒しているように見える。連邦政府職員の大量解雇問題への介入や、「政府効率化省(DOGE)」への取り組みが話題になったが、これらの行動がテスラにとってプラスに働いているかは疑問だ。むしろ、経営に集中すべきタイミングで政治的発言が目立ちすぎることで、投資家の不信感を招いている。

EV市場の競争が激化

もう一つの要因は、EV市場そのものの変化だ。テスラはこれまでEV市場を独走してきたが、中国のBYDやドイツのフォルクスワーゲンが本気を出してきたことで、競争環境は一変した。

価格競争が激しくなり、テスラも値下げを余儀なくされている。その結果、利益率の低下が懸念され、成長ストーリーが崩れ始めている。かつての「テスラなら大丈夫」という安心感は、今では「本当に大丈夫なのか?」という疑念に変わりつつある。

マクロ経済の影響も無視できない

米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策も、テスラの株価に影響を与えている。高金利が続く中で、成長株への投資はリスクが高くなる。特にテスラのような企業は未来の成長に期待して買われる銘柄なので、金利が高止まりすると投資家が敬遠しやすくなる。

投資家の見解:まだ割高か、それとも買い時か?

この株価の下落をどう見るかは、投資家によって意見が分かれる。

「まだ高すぎる」派

PERが依然として高く、他の自動車メーカーと比較してもテスラ株は割高だという意見もある。実際、テスラの現在の収益力を考えると、いまだに市場は楽観的すぎるのかもしれない。

「今が買い時」派

一方で、「この下落はチャンス」と見る投資家もいる。テスラは依然としてEV市場のリーダーであり、AIや自動運転の分野でも先行している。短期的な下落に惑わされず、中長期的な視点で見れば、まだ成長余地はあるという考え方だ。

テスラの今後を左右するポイント

今後、テスラの株価は以下のポイントに左右されそうだ。

  • マスクの政治活動と経営のバランス:彼がビジネスに集中できるかどうか。
  • EV市場の競争状況:BYDやフォルクスワーゲンとの戦いに勝てるか。
  • マクロ経済の影響:金利の動向と投資家のリスク許容度。
  • AI・自動運転技術の進展:この分野での成功がカギを握る。

まとめ

テスラ株は過去3カ月で半減したが、それでも「まだ高い」との指摘があるほど評価の分かれる状況だ。マスクの政治活動への傾倒、EV市場の競争激化、マクロ経済の影響など、テスラを取り巻く環境は厳しくなっている。

テスラがこの逆風を乗り越え、再び成長軌道に乗れるのか。それとも、市場の期待が剥がれ落ち、さらに下落が続くのか。投資家にとっては、今こそ慎重な判断が求められる局面だ。


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