文・写真=フリーランスライター かずみ
最近、SNSやカフェ界隈で耳にする「ヌン活」という言葉。私も最初は「何それ?」と思ったのですが、友人に誘われて体験してみたら、すっかりその魅力にハマってしまいました。カラフルなスイーツに囲まれて、ホテルのラウンジで過ごす優雅な午後は、確かに特別な時間です。
でも待ってください。1回の体験でおよそ6,000円?決して安くない出費なのに、予約サイトを見れば**1〜2ヶ月先まで”満席”**の文字が踊っています。この現象、単なる「映え」ブームだけでは説明できないと思いませんか?
私は数ヶ月間、このヌン活文化の背景を徹底的に取材してみました。その魅力の正体と、私たちがなぜこれほど惹かれるのか、その謎に迫ります。
1. ヌン活って何?ーー私が体験した”名前以上”の意味
「ヌン活」は「アフタヌーンティーを楽しむ活動」の略称です。けれど、この短い言葉の奥には、私たち若者世代の生き方や価値観が濃縮されています。
私が初めてヌン活に行ったのは去年の冬。六本木のとあるホテルラウンジで、三段のケーキスタンドとおしゃれなティーポットが運ばれてきたとき、思わずスマホを構えました。「これ、絶対みんなに見せたい!」
でも、調べてみると、この文化には深い歴史があるんです。
アフタヌーンティーは1840年代、イギリスのベッドフォード公爵夫人アンナ・マリアによって広められた習慣です。当時は夕食が20時過ぎと遅かったため、15時〜17時の間に紅茶と軽食を挟むことで、空腹をしのいでいたんですね。
日本に入ってきたのは、バブル崩壊後の「癒し」が求められた90年代あたり。最初は一部の高級ホテルだけのものでした。それが今や、私たち若者の間で「ヌン活」として再定義され、単なる食事ではなく、自己表現と癒しの場になっているんです。
2. SNS映えと私たち世代の価値観ーー共感が生む熱狂

正直に言います。最初は「インスタ映えするから行ってみよう」という軽い気持ちでした。でも取材を進めるうちに、このブームの裏には深い心理があることに気づいたんです。
私の友人(23歳・OL)はこう語ります。 「写真を撮るのは大事だけど、それだけじゃないの。あの空間にいる自分を感じたい。日常から切り離された特別な時間が欲しいんだよね」
私たち世代(私はZ世代の端くれです)は「見せる前提」で生きています。それは浅はかなことではなく、むしろ:
- 自分の「好み」や「感性」を通じて繋がりを求める
- 「特別な体験」を共有することで、アイデンティティを確立する
- 「写真」より「そこにいた記憶」を大切にする
だから、ヌン活は単なる「スイーツ」ではなく、「私はこんな世界観が好きな人間です」というメッセージなんですよね。
3. なぜ6,000円でも売れるの?ーー私が納得した理由
最初の取材で訪れたホテルのアフタヌーンティーは5,800円(税別)。「高っ!」と思いました。でも実は、2回目も3回目も行ってしまったんです。なぜでしょう?
「価格」と「価値」は違うものだと気づきました。特にZ世代やミレニアル世代の私たちは、お金の使い方に「感情的価値」を求めています。
あるホテルのラウンジマネージャーは教えてくれました。 「お客様は単なる食事ではなく、『特別な2時間』を買いに来られるんです」
私が取材した中で、印象的だったのは:
- 「推しの誕生日」に友達と集まるために予約する女性たち
- 「論文提出が終わった自分へのご褒美」に一人でくる大学生
- 「今月頑張った自分たちへ」と月末に訪れるOLグループ
つまり6,000円は「美味しいケーキ代」ではなく、「自分をいたわる特別な時間の対価」なんです。

6,000円はケーキ代じゃなくて、“私頑張った”のご褒美代だよね
心理学者ダニエル・カーネマンが提唱する「ピーク・エンドの法則」によれば、人は体験の一番印象的な瞬間と、終わりの印象で全体を判断するそうです。ヌン活は:
- 「ワオ!」となる華やかなティースタンドが運ばれてくる瞬間
- 最後のティーカップを飲み干し、「リフレッシュした」という余韻
この2点が強烈だから、「また行きたい」と思わせるんですね。私も、今思い出すと「高かったな」より「あの時間は素敵だった」という感情が強いです。
4. ブームは一過性?ーー進化するヌン活スタイル
ヌン活はただのトレンドで終わるのでしょうか?私はそうは思いません。むしろ多様化しながら進化しているのを目の当たりにしています。
ここ最近の取材で見つけた新しい潮流:
◆「推し活」との融合 先月訪れた原宿のカフェでは、アイドルの誕生日を祝うファンたちがヌン活スペースを貸し切っていました。紫一色のドレスコード、推しの写真立て、オリジナルのバースデープレート…。もはや「ファン文化の儀式」になっています。
◆サステナブル要素の追加 「環境に配慮した食材で作られたスイーツにこだわります」 アマン東京のシェフパティシエはそう語ります。ビーガン対応のヌン活メニューやフェアトレード紅茶を使ったプランなど、「良心的な贅沢」を求める声に応えたサービスが増えています。
私自身、先週行った表参道のカフェでは、地元農家の季節の果物だけを使った「エシカルヌン活セット」を体験。味も見た目も素晴らしく、「環境に配慮しながら楽しむ」という新しい満足感がありました。

ヌン活って、ただの映えじゃなくて“推し”や“地球”にも
優しい進化系なのすごい
5. 地方発のヌン活熱ーー私の地元でも始まった
ヌン活は都会だけの現象ではありません。私の地元・仙台でも、昨年から地元食材を使ったアフタヌーンティーを提供するホテルが増えています。
各地の特色あるヌン活を取材してみました:
地域 | ホテル名 | 特徴 |
---|---|---|
金沢 | 香林坊アーバンホテル | 加賀棒茶や和菓子とのコラボレーション |
札幌 | 京王プラザホテル札幌 | 窓から雪景色を眺める冬限定プラン |
福岡 | 西鉄グランドホテル | 明太子を使った塩味のフィンガーフード |
地元の方々に話を聞くと「わざわざ東京まで行かなくても、ここで特別な時間が過ごせる」という声が多く、地方観光とヌン活が結びついた新しい楽しみ方が広がっています。
これは私の仮説ですが、コロナ禍を経て「日常の中の非日常」を求める気持ちが強まった結果、地元での贅沢時間の需要が高まっているのではないでしょうか。
6. ヌン活からみえる私たちの心の風景
3ヶ月間、20ヶ所以上のヌン活スポットを訪れて思うこと。ヌン活は単なるトレンドではなく、現代を生きる私たちの切実な願望の表れなのではないかということです。
- 常に何かに追われる日常から「解放された時間」が欲しい
- SNSで繋がりながらも「実際に誰かと共感できる場所」が欲しい
- 便利で無機質な暮らしの中で「美しさや儀式感」が欲しい
ある30代の常連客は私にこう語りました。 「子育てに仕事に追われる毎日。でも月に一度のヌン活だけは絶対に欠かさない。ここでしか味わえない『自分だけの時間』だから」
その言葉に、私は胸が詰まりました。
個人的には、ヌン活は「自分を大切にする方法」を社会が認めた現象なのかもしれないと感じています。「自分のために時間とお金を使うのは贅沢ではない」という価値観が、静かに浸透しているのではないでしょうか。
まとめ
ヌン活は、単なる「おしゃれなお茶会」ではなく:
- イギリスの伝統文化が現代日本で独自進化した新しいライフスタイル
- SNSと若者文化が生み出した「共感体験」の場
- 物より体験、そして「自分を大切にする時間」への投資
- 今後もサステナブル・地方特色・推し活との融合など多様な発展が予想される
取材を終えた今、私はこの現象が一過性のブームではなく、私たち現代人の心の風景を映し出す鏡なのだと確信しています。
皆さんも機会があれば、単に「映える写真」を撮るためでなく、その空間と時間を味わうために、ヌン活を体験してみてはいかがでしょうか。
次回は、ヌン活を提供する側の苦労と工夫に迫ります。乞うご期待。
(了)
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了解しました。それでは、「ヌン活ブーム」と「燕三条のケーキスタンド」の魅力を織り交ぜて、詩情豊かなセールスストーリーをお届けします。
🍰6000円の紅茶時間に、人はなぜ惹かれるのか。
──ヌン活ブームの光と影、その先に見えた“心の居場所”。
静かな午後、ティーカップの縁に触れる指先。
ふわりと広がるアールグレイの香りと、
銀のスタンドに並べられた繊細なケーキたち。
ここは、日常の外側。
忙しない日々を忘れさせてくれる、“非日常”の楽園。
それが今、誰もが恋する時間——ヌン活(アフタヌーンティー活動)。
単価6,000円。
それでも人が足を運ぶのは、そこに「満たされる心」があるから。
上品な会話、写真を撮る手元、カップを重ねる音。
すべてが「今だけの物語」として、心に刻まれてゆく。
🫖燕三条の匠が生んだ、日常に宿る“非日常”
アフタヌーンティー ケーキスタンド 3段(皿付き)
その小さな空間を、優雅に、そして凛と彩る一台。
**日本の金属加工の聖地「燕三条」**が手がける、洗練のケーキスタンド。
上2段の皿は左右に可動し、
ゲストが手を伸ばしやすく、美しく取り分けられる設計。
まるで**“もてなしの心”をカタチにしたような一品**。
誕生日会やホームパーティー、
そしてたったひとりの贅沢な午後にも。
このスタンドがあるだけで、空間に静かなときめきが宿る。
🛍商品情報
- 燕三条 アフタヌーンティー ケーキスタンド(3段・皿付き)
- パーティーやティータイムを優雅に演出
- 上2段の皿が左右に可動するユニーク設計
- 評価:★4.8(6件)
- 送料無料・税込 4,983円
- 販売:KeyProduction
✨“おもてなし”という、見えない贈り物を。
それは、紅茶よりも甘く。
ケーキよりも豊かに。
人と人との間にある“間”を、美しくつなぐ道具。
燕三条の技と、あなたの心で紡ぐ午後。
次のヌン活は、このスタンドから始めませんか?
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