BTSジンへの“キス疑惑”で出頭要請　50代日本人女性に韓国警察が捜査協力を要請

■ 事件の概要

韓国の人気アイドルグループBTS（防弾少年団）のメンバー・ジンが、ファンイベントの最中に50代の日本人女性から無理やりキスをされた疑いが浮上しました。事件が発生したのは2024年6月、韓国・ソウルで開催されたファンミーティングの会場でした。

ジンは当時、兵役中でありながら特別なイベントとしてファンとの交流の場を設けていました。その際に、問題の女性がジンに接触し、無理やりキスを試みたとされています。ジンの所属事務所であるHYBE（ハイブ）は直後に警察に通報し、被害届を提出。韓国警察は性暴行処罰法に基づき捜査を開始しました。

現在、韓国警察は容疑者とされる日本人女性を特定し、出頭を要請。女性が韓国にいないため、国際刑事警察機構（ICPO）を通じて日本警察に捜査協力を依頼し、出頭を求めています。

事件の発覚後、韓国警察はすぐに現場の監視カメラ映像や目撃証言をもとに捜査を開始。問題の女性が50代の日本人であることが判明しました。しかし、女性はすでに日本に帰国しており、韓国内での直接の逮捕が困難な状況となっています。

そこで韓国警察は、国際刑事警察機構（ICPO）を通じて日本の警察に捜査協力を要請。ICPOの介入により、日本側でもこの女性の所在を特定し、事情聴取を行うことが可能になります。

また、韓国警察は「女性が任意で出頭しない場合、強制的な措置を検討する」と発表。ICPOの「赤手配（国際指名手配）」が適用される可能性もあり、今後の展開に注目が集まっています。

今回の事件は、韓国の「性暴行処罰法」に基づいて捜査が進められています。韓国では、無理やりキスをする行為も性的暴行の一種と見なされ、厳しく罰せられることがあります。

項目	内容
適用範囲	性的な接触や強制行為全般（キス・抱擁を含む）
罰則	最大5年以下の懲役または3000万ウォン（約330万円）の罰金
追加処罰	被害者の精神的苦痛が大きい場合、加害者に追加罰則の可能性
国際協力	海外に逃亡した場合、ICPOを通じた捜査協力が行われることも

今回のケースがこの法律の適用範囲に含まれるかどうかは、捜査の進展次第ですが、韓国国内では有名人に対する無理な接触や迷惑行為に厳しい処罰が求められる傾向があります。

事件が報道されると、BTSのファン（通称ARMY）の間で大きな波紋が広がりました。SNS上では「#ProtectJin（ジンを守れ）」というハッシュタグが拡散し、多くのファンが怒りを表明。

一方で、ジン本人は事件について公式なコメントを発表していません。兵役中ということもあり、公の場での発言が難しい状況かもしれませんが、ファンの間では「ジンがどれだけショックを受けたか心配」との声も聞かれています。

また、BTSの所属事務所HYBEも、今回の件について詳細な声明は出しておらず、現在の対応は警察の捜査に委ねられています。

日付	出来事
2024年6月	BTSジンのファンイベントで、日本人女性が無理やりキスを試みる
2024年後半	事件が発覚し、韓国警察が捜査を開始
2025年2月	韓国警察が女性を特定し、出頭を要請
2025年2月末	韓国警察がICPOを通じ、日本の警察に捜査協力を要請

今後、女性が出頭に応じるのか、それとも韓国側がさらに強い法的措置を取るのかが焦点となります。特にICPOを通じた国際的な協力体制が強化される可能性もあり、日本国内での捜査が進むことも考えられます。

また、今回の事件を受けて、今後のK-POPアイドルのファンイベントにおけるセキュリティ対策の見直しも議論されるかもしれません。