【最新版】年収800万円でも貯金ゼロ?専業主婦のリアル家計と5つの改善策

書類を前に悩んだ表情で頭を抱える女性。年収800万円でも生活の負担が重く感じられる現代社会の姿。 ニュース

「年収800万円 家計きつい」の真実を専業主婦が語る

こんにちは、ルポライター のみくです。

正直、この記事を書くきっかけは私自身の体験でした。実家に帰った時、母に「みくちゃんの友達のあの子、旦那さんが年収800万円で専業主婦なのよ。羨ましいわよね」と言われたんです。でも、その友達から普段聞く話は「月末になるとお金がない」「子どもの習い事を増やしたいけど無理」という愚痴ばかり。

なんか変だな、と思ったんです。年収800万円って、私の感覚では十分高収入のはず。でも実際に周りの専業主婦の友人たちに話を聞いてみると、みんな口を揃えて「お金がない」と言う。これは一体何が起きているんだろう?

そんな疑問から始まった今回の取材。3ヶ月間で実際に話を聞けたのは8世帯だけ(みんな家計の話は嫌がるんですよね…)。でも、その8世帯の生々しい話から見えてきたのは、「年収800万円の現実」があまりにも厳しいということでした。

みく
みく

年収800万って余裕あると思ってたけど…リアルは全然ちがった

この記事を読んでわかること

  • 年収800万円の実際の手取り額(想像より全然少ない)
  • 専業主婦が陥る「お金のストレス地獄」の正体
  • 実際に効果があった家計改善の方法
  • 他人と比較しないで幸せになる考え方

年収800万円の手取りを計算してみて愕然とした

「67万円じゃないの?」という大誤解

私も最初は単純に800万÷12ヶ月で「月67万円もあるじゃん」って思ってました。でも、税金とか社会保険料とか引かれるものがあるんですよね。実際に計算してもらったら、びっくりしました。

友人のお母さんが税理士事務所で働いているので、お願いして計算してもらった結果がこれです:

項目 年額
総支給額 8,000,000円
所得税 約280,000円
住民税 約430,000円
厚生年金 約710,000円
健康保険 約400,000円
雇用保険 約24,000円
手取り 約6,156,000円

月にすると51万円ちょっと。67万円だと思ってたのに、16万円も少ない。これは結構ショックでした。

「みんなこの計算間違えてるのよ」と税理士事務所のおばさん(失礼)が教えてくれました。「特に専業主婦の奥さんは旦那さんの給与明細をじっくり見る機会がないから、総支給額で考えちゃうのよね」

我が家の支出を洗い出してみた

せっかくなので、私の先輩のマミ(仮名・32歳・子ども2人)に頼んで、3ヶ月間家計簿をつけてもらいました。最初は「えー、面倒くさい」って言ってたんですが、結果を見て青ざめてました。

マミ家の月間支出(埼玉県在住・4人家族)

項目 金額 マミのコメント
住宅ローン 110,000円 「35年ローンだからまだまだ…」
食費 90,000円 「外食も入れると結構いく」
教育費 68,000円 「これでも習い事は厳選してるつもり」
光熱費 25,000円 「夏と冬はもっと高い」
通信費 20,000円 「格安SIMにしなきゃ…」
車関連 35,000円 「ガソリン代も馬鹿にならない」
保険 30,000円 「旦那が手厚すぎる保険に入ってる」
日用品・服 40,000円 「子どもの服ってすぐサイズアウト」
貯金 15,000円 「本当はもっと貯めたいけど…」
合計 433,000円

手取り51万円に対して43万円の支出。一見余裕がありそうですが、これに急な出費が加わると一気にピンチになります。

「先月は洗濯機が壊れて12万円、子どもが怪我して病院代が3万円、義理の母の誕生日で2万円…一気に17万円飛んでった」とマミは苦笑い。

専業主婦が抱える「見えないストレス」の正体

SNSで他人の生活を見るのが辛い

これは私自身も感じることなんですが、SNSって人の幸せそうな瞬間ばかり流れてくるじゃないですか。特にママ友のインスタとか見てると、「え、またハワイ?」「また焼肉?」「習い事3つも?」って気持ちになる。

取材した中で印象的だったのが、あやか先輩(仮名・30歳)の話。「同じマンションの人がインスタで毎週末外食してる写真あげてて、『同じ年収なのに何でうちだけ…』って思っちゃう。でも実際に話してみたら、祖父母から毎月援助もらってるって分かって、何だそういうことかって」

SNSって結局「いいとこ取り」なんですよね。裏の事情は見えないから、比較しても意味ないんです。でも、ついつい見ちゃう。人間だもの。

みく
みく

SNSで他人の生活見て落ち込むの、わかっててもやめられないんだよね…

教育費のプレッシャーがヤバい

これは本当に深刻な問題だと思います。文部科学省の調査を見ると、私立小学校の学習費は年間166万円超え。公立でも35万円。これに習い事が加わると…考えただけで恐ろしい。

出典元:文部科学省の調査

みさき先輩(仮名・35歳)は泣きながら話してくれました。「小4の息子がいるんですが、クラスの半分以上が塾に通ってて。『僕も行きたい』って言われて断れなくて。でも月3万円の塾代を払うために、私のパート代が全部消えるんです」

周りがやってるから、取り残されたくないから、子どものためだから…そうやって教育費が膨らんでいく。でも、家計が苦しくなって夫婦喧嘩が増えたり、母親がストレスで体調を崩したりしたら、本末転倒ですよね。

「家計管理は妻の仕事」というプレッシャー

請求書やレシートを前に、頭を抱えて考え込む女性。家計のやりくりや支出管理に悩む様子を表現した場面。
家計簿と電卓、積み重なるレシートを前に、悩ましげな表情を浮かべる女性。現代の暮らしにおける家計管理の難しさを象徴しています。AIが描いたイメージです。

これも結構きつい話でした。ゆき先輩(仮名・33歳)は「旦那から『俺は外で稼いでくるから、家計のやりくりは任せた』って言われるんです。でも、入ってくるお金は決まってるのに、出ていくお金はどんどん増える。私が悪いみたいに思われるのが辛くて」

専業主婦だからって、家計のすべてを一人で背負う必要はないと思うんです。でも、実際にはそういう家庭が多い。そのプレッシャーで精神的に参ってしまう人も少なくありません。

実際に効果があった5つの改善策

ここからは、取材した中で実際に家計改善に成功した人たちの方法をご紹介します。完璧な解決策ではないかもしれませんが、リアルな体験談として参考になると思います。

1. 通信費を見直しただけで年間13万円浮いた

さっき登場したマミが実際にやったのが通信費の見直し。「格安SIMって何か不安だったんですが、思い切って変えてみました」

変更前: 家族4人で月20,000円(大手キャリア)

変更後: 格安SIMで月9,000円

年間削減額: 132,000円

「最初は『電波大丈夫かな』って心配だったけど、普通に使えてます。浮いたお金で家族旅行に行けました」とマミは嬉しそうでした。

2. 習い事を整理したら子どもも楽になった

えり(仮名・29歳)の息子は小2でピアノ、英語、水泳、そろばんの4つを習っていました。月謝だけで5万円超え。「でも息子に『どれが一番好き?』って聞いたら、迷わず『水泳』って答えたんです」

結果的に水泳だけに絞ったところ、息子の成績がむしろ向上。「集中できるようになったみたいで、地区大会で入賞しました」

変更前: 4つの習い事で月52,000円

変更後: 水泳のみで月8,000円

年間削減額: 528,000円

3. 食費は献立を決めてから買い物に行く

これは私自身も実践してみました。以前は「とりあえずスーパーに行って、安いものを買う」スタイルだったんですが、結局無駄な物を買っちゃう。

改善した方法:

  • 日曜日に1週間分の献立を考える
  • 必要な食材だけをメモして買い物
  • 特売情報をチェックして買い物日を調整

結果的に、月の食費が6万円から4万5千円に減りました。「最初は面倒でしたが、慣れると冷蔵庫の中身が把握できて料理も楽になりました」

4. 家計簿アプリで「見える化」

正直、手書きの家計簿は続きませんでした。でも、アプリなら意外と続く。私が使ってるのは「マネーフォワード」ですが、銀行口座やクレジットカードと連携できるので、自動で記録してくれます。

良かった点:

  • レシートを撮影するだけで入力完了
  • 月末に自動でグラフが作られる
  • 「何にお金を使ったか」が一目で分かる

微妙だった点:

  • 月500円の有料プラン推奨
  • 最初の設定がちょっと面倒

5. 夫婦で月1回「お金会議」

これはかなり効果的でした。まい(仮名・34歳)のやり方を真似して、月に1回、子どもが寝た後に夫婦でお金の話をする時間を作りました。

話し合う内容:

  • 今月の支出を振り返り
  • 来月の予定と予算
  • 年間目標の進捗チェック

「最初は旦那が面倒がってたんですが、続けるうちに一緒に家計を考えてくれるようになりました。お互いの価値観も分かって、無駄遣いが減りました」

で、結局どうすればいいのか?

3ヶ月間取材してみて、一番感じたのは「完璧な家計なんて存在しない」ということです。みんな何かしら悩みを抱えながら、工夫してやりくりしてる。

年収800万円でも貯金がないのは、決して恥ずかしいことじゃない。現代の生活コストを考えれば、むしろ普通のことなんです。

みく
みく

年収800万でも貯金ゼロって普通なんだ…完璧な家計なんてないよね

大切なのは「比較」じゃなくて「改善」

SNSで他人の生活を見て落ち込むより、自分の家計を1円でも改善する方がよっぽど建設的。私自身、この取材を通して家計を見直したら、月3万円の節約ができました。年間36万円です。これは大きい。

子どものためって言うけれど

現金とコインを前に真剣な表情で会話をする母親と子ども。家庭内でのお金や節約について話す様子。
家庭のお金について、親子で向き合って話す大切なひととき。子どもに金銭感覚を伝える教育の一環です。AIが描いたイメージです。

習い事も塾も、確かに子どものためです。でも、家計が苦しくて親がストレスを抱えてたら、子どもにとってもよくないと思うんです。

取材した中で印象的だったのが、ひとみさん(仮名・36歳)の言葉。「息子に『お金がないから習い事はダメ』じゃなくて、『お金は大切だから、本当にやりたいことを選ぼうね』って話したら、息子なりに考えて選んでくれました」

お金の教育って、こういうことなのかもしれません。

最後に:年収800万円の「リアル」

取材を終えて思うのは、年収800万円って確かに高収入だけど、思ってるほど余裕のある生活はできないということです。特に専業主婦の場合、収入が1つしかないから、不安も大きい。

でも、工夫次第で改善できることもたくさんあります。完璧を目指す必要はないし、他人と比較する必要もない。自分たちなりの幸せを見つけて、できる範囲で改善していけばいいんです。

私自身、この取材を通して家計への向き合い方が変わりました。「お金がない」って嘆くより、「どうすれば改善できるか」を考える方が、よっぽど前向きで建設的。

年収800万円でも貯金ゼロ、それは決して恥ずかしいことじゃありません。今の時代の「普通」なのかもしれません。大切なのは、その現実を受け入れて、少しずつでも前に進むことだと思います。

この記事を読んで分かったことと考えるべきこと

分かったこと:

  • 年収800万円の手取りは月51万円程度(思ってるより少ない)
  • 現代の生活コストは想像以上に高い
  • 専業主婦特有のストレスが家計不安を増大させる
  • 小さな改善の積み重ねで大きな効果が期待できる

考えるべきこと:

  • うちの手取り額、正確に把握してる?
  • 習い事や教育費、本当に子どものため?
  • 夫婦でお金の話、ちゃんとしてる?
  • 他人と比較することに意味はある?

完璧な家計なんて目指さなくていい。ちょっとずつ改善して、家族みんなが笑顔で過ごせる家計を作っていきましょう。それが一番の幸せだと思います。

※具体的な金額・節約額は地域や家庭事情で大きく異なるため、世帯構成や地域で異なります。

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