こんにちは、ルポライターのみゆきです。今年もついに、あの季節がやってきました。街を歩いていると、どこからともなく漂ってくる甘い香り。そう、さつまいもの季節です。
実は私、去年ファミマで何気なく買った焼き芋を食べて、その美味しさに心底驚いたんです。「コンビニでこんなレベルの芋が食べられるなんて」って。それ以来、秋になると各コンビニのさつまいも商品をチェックするのが、私の密かな楽しみになっています。
でも2024年の秋は、いつもと様子が違いました。どのコンビニに入っても、さつまいも商品の種類が異常に多い。スイーツはもちろん、パンにアイス、焼き芋に干し芋まで。明らかに各社が本気で勝負を仕掛けてきている。これはもう、さつまいも戦争と言っても過言ではありません。
参考記事:「ファミマのお芋掘り」今年は体験型!?掘って食べるおいもスイーツも登場
この記事を読んでわかること
- 2024年秋のコンビニ主要3社の最新さつまいも商品の実力
- 実際に食べてみた正直なレビューと価格比較
- どの商品が本当におすすめなのか
- コンビニさつまいも商品の楽しみ方とアレンジ方法
そこで今回、主要コンビニ3社を中心に15種類以上のさつまいも商品を実際に購入し、食べ比べを敢行しました。正直言うと、お財布には厳しい調査でしたが、読者の皆さんに本当に美味しい商品を紹介するため、自腹で頑張りました。
ファミマの「お芋掘り」シリーズは本当に革命的?

まずはファミマから。今年の目玉は間違いなく「お芋掘り」シリーズです。2024年は16種類を展開しているというから驚きです。
実際に食べてみたのは「おいも掘って食べるおいもスイーツ」(税込320円)。カップの蓋を開けると、確かに土に見立てたココアクッキーが敷き詰められています。スプーンで掘り進めていくと、濃厚な安納芋クリームが登場する仕組み。
正直、最初は「ギミック重視で味は二の次なんじゃないか」と疑っていました。でも実際に食べてみると、これが予想以上に美味しい。安納芋クリームはねっとりと濃厚で、まさに焼き芋を食べているような自然な甘さ。サクサクのクッキー生地との食感の対比も楽しくて、最後まで飽きずに食べられました。
パン系では「おいものふんわりもっちパン」(145円)も試しました。予想以上にもっちりとした食感で、優しい甘さの芋ペーストが全体に練り込まれています。朝食代わりにも良さそうな、ちょうどいい甘さ加減でした。
ただし、価格と内容量のバランスを考えると、すべての商品がコスパ抜群とは言えません。「紅はるかマドレーヌ」(178円)は確かに美味しいのですが、サイズが思っていたより小さくて、この価格を考えると少し物足りなさを感じました。
セブンは王道路線と話題の新商品で勝負

セブンイレブンは、いつものように王道路線で攻めてきています。「7プレミアム さつまいもボール」(397円)は、SNSでも話題になった商品です。
実際に食べてみると、生地がモッチモチで食べ応えバツグン。なめらかなさつまいもペーストの甘さもたまりません。6個入りで397円という価格は少し高めに感じますが、一つ一つの完成度が高く、満足度は高いです。
でも、セブンで一番驚いたのは「冷やし甘いも」でした。最初は「冷やした焼き芋って美味しいの?」と半信半疑だったのですが、これが大当たり。専用遠赤外線オーブンを使用し、最大限甘みを引き出された焼き芋を、すぐに冷却してパックされています。
重さは118グラムという食べきりサイズで、まるでスイートポテトのような濃厚な味わい。何より素晴らしいのは、さつまいもだけを使った無添加スイーツなので、誰でも安心して食べられる点です。健康志向の友人にも自信を持って勧められる商品です。
ローソンは軽やかさと本格派のクオリティを両立

ローソンの戦略は、軽やかなスイーツと本格派の二本立てという感じでした。
お芋系のロールケーキは、その名の通り本当にふわふわ。芋のホイップクリームが軽やかで、食後のデザートとしてぺろりと食べられてしまいます。重たいスイーツが苦手な人にはぴったりだと思います。
一方で、本気度を感じたのがUchi Café Spécialitéシリーズです。これらの商品は正直、コンビニスイーツの域を超えています。素材やメニューのシンプルな美味しさを追求した、”ご褒美スイーツ”シリーズとして展開されており、価格は他と比べて高めですが、特別な日のご褒美スイーツとしては十分価値があると感じました。
スイーツ以外の選択肢も充実

今年のコンビニさつまいも戦争の特徴として、スイーツ以外の商品が充実していることも挙げられます。
ファミマやセブンでは、秋冬になると店頭で石焼きに!ねっとりあま~い「焼きいも」が登場します。皮ごと食べられてホクホク感抜群。スイーツの甘さに疲れた時に、この素朴な美味しさがすごく魅力的に感じられました。
また、ナチュラルローソンや一部店舗で販売される「干し芋」も要注目です。食物繊維がたっぷりで、小腹が空いた時の罪悪感の少ないおやつとして重宝しています。特にダイエット中の友人からは「これなら安心して食べられる」と好評でした。
「紅はるかのチップス」(209円)や「紅はるかの芋けんぴ」(228円)も、軽い食感で手が止まらなくなる危険な美味しさ。コーヒーのお供にもぴったりです。
徹底比較:主要商品のまとめ表
🍠 コンビニさつまいも商品比較
美味しさをさらに引き出す裏技

調査を進める中で、いくつかの美味しい食べ方も発見しました。
パン系は、トースターで軽く温め直すと美味しさが格段にアップします。特にファミマのもっちパンは、温めることで芋の香りがより引き立ちます。
また、ローソンのUchi Café Spécialitéシリーズにバニラアイスを添えると、もう完璧なデザートの完成。友人を家に招いた時に出したら、「どこのケーキ屋さんで買ったの?」と驚かれました。
SNSでの共有も楽しみの一つ。「#コンビニスイーツ部」や「#さつまいも愛」のハッシュタグを付けて投稿すると、同じような商品を楽しんでいる人たちと繋がれて面白いです。
私的ベスト3を発表

さて、15種類以上を食べ比べた結果、私なりのランキングを作ってみました。
1位:セブン「冷やし甘いも」 無添加でヘルシー、それでいて濃厚な甘さ。価格も手頃で、健康を気にしながらスイーツを楽しめる点が素晴らしい。
2位:ファミマ「おいも掘って食べるおいもスイーツ」 体験の楽しさと味の良さを両立。SNS映えも抜群で、友人にも自信を持って勧められます。
3位:セブン「7プレミアム さつまいもボール」 価格は高めだけど、一つ一つのクオリティが高い。6個入りなので家族や友人とシェアしても楽しめる。
戦争の裏に見える各社の戦略

今回の調査を通して感じたのは、各コンビニの明確な戦略の違いです。
ファミマは「体験型」と「話題性」を重視。お芋掘りシリーズは2021年から続く人気企画で、SNS映えする商品で若い世代を取り込もうとしています。
セブンは「安定した品質」と「健康志向」。冷やし焼き芋のような、一見地味だけど実用性の高い商品を投入してきました。
ローソンは「高級路線」と「軽やか路線」の二極化。価格帯の幅を広げることで、より多くの顧客層をカバーしようとしているように見えます。
消費者にとっては、こうした競争により選択肢が増え、品質も向上するのは嬉しい限りです。ただし、期間限定商品が多いのが玉に瑕。気になる商品を見つけたら、早めに試すことをお勧めします。
この記事を読んで分かったことと考えるべきこと
- コンビニ各社のさつまいも商品は年々クオリティが向上し、戦略も多様化している
- 価格と品質のバランス、健康志向を考慮した商品選びが重要
- 体験型商品やSNS映えを意識した商品が増加傾向
- 無添加や自然素材を活用した健康志向の選択肢も充実
- 期間限定商品が多いため、気になる商品は早めにチェックが必要
- コンビニスイーツの進化により、専門店レベルの商品も手軽に楽しめる時代に
この秋は、ぜひ皆さんもコンビニで自分だけの「推し芋」を見つけてみてください。きっと新しい発見があるはずです。
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さつまいも商品に関する信頼できるレビューサイト
- るるぶ&more. – ファミマのお芋掘り2024実食レポ
- All About – 秋だ、お芋だ!ファミマのお芋掘り実食レポ
- トクバイニュース – ファミマのお芋掘り2024特集
- BuzzFeed Japan – セブンプレミアム さつまいもボール実食レビュー
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