【No10】【徹底分析】なぜニックさんの物語レビューと、さおりさんの情報レビューは両方人気なのか?

スイーツ

「SNSのスイーツレビュー、なんだか最近雰囲気が違うな…」
そう感じたことはありませんか?

実は今、スイーツレビューは二つの流れに大きく分かれています。

一つは、日常のワンシーンを切り取り、心温まる読後感が魅力の「物語型」レビュー
もう一つは、購入の判断に役立つデータが満載の「情報型」レビューです。

今回は、正反対のアプローチなのに、どちらも多くの読者から支持されている二人のレビュワー、主夫のニックさんと看護師のさおりさんを徹底分析。

その背景には、癒やされたい時効率を求める時で、レビューを主体的に「使い分ける」私たちの情報消費のリアルな姿がありました。

この記事を読めば、個人がメディアとなる時代における「新しい専門性」の形と、情報過多の社会を賢く生きるヒントが見えてくるはずです。

💡この記事でわかること

  • SNSで進む、情報発信の「二極化」現象
  • 「物語」と「情報」、それぞれが読者に与える異なる価値
  • これからの時代に求められる「個人メディア」の可能性

あなたはどっち派?対照的な二人の人気スイーツレビュー

まずは、今回ご紹介するニックさんとさおりさんのレビューを読んで、その違いを体感してみてください。

【物語型】主夫ニックさんの心温まる「サクサクチョコパイ」レビュー

お腹いっぱいでもう一口。40代の僕に”ちょうど良い”幸せをくれたサクサクチョコパイ

日曜日の夜8時。 夕飯を終え、食器を片付け、ダイニングテーブルをきれいに拭く。 いつもの僕の、ささやかな達成感に包まれる時間です。

椅子にもたれて、スマホでXを眺めてリラックス。 ふと視線を上げると、テーブルの隅にちょこんと置かれたお菓子が。 妻がいつの間にか置いてくれていた、LOTTEの「サクサクチョコパイ」。

木目調のテーブルの上に置かれた、ロッテの「チョコパイ たっぷりチョコ」の個別包装
おなじみのチョコパイが、たっぷりチョコでリッチな味わいに。サクサクの食感と濃厚なチョコレートのハーモニーをお楽しみください。

手に取ると、本当にかわいいサイズ。 スイーツのレビューを書くようになってから、どうも重さが気になる性分でして…。主夫業もしている僕にとって、重さの感覚は大事なんです。 キッチンからスケールを持ってきて量ってみると、15g。 (ちなみに後で調べたら、公式では1個13.8gらしいです。)

白いキッチンスケールに乗せられたロッテのチョコパイ。スケールのデジタル表示は「15」を示している。
チョコパイ1個の重さを測ってみたら、ちょうど15グラムでした。おやつのカロリー計算もばっちりですね。

15gというと、料理で使う大さじ1杯の水の重さと同じ。 そう思うと、なんだか愛おしいくらいの軽さだなぁ。

パッケージのギザギザから開けると、ピョコンと顔を出した小さなチョコパイ。 期待を込めて、パクっと一口。 …ん?なるほど、サクサクしてる…!

開封したチョコパイの袋を手に持ち、中からチョコレートでコーティングされた本体が見えている様子。
袋を開けた瞬間の、甘いチョコレートの香り。つやつやの見た目が食欲をそそります。

僕らが知ってる、あのしっとりしたチョコパイとは全く違う食感。とにかく、軽いんです!ケーキのようなスポンジの部分が、サクッと軽やかなクッキーになっている感じ。いや、普通のクッキーとも違うな…。まるで焼いたメレンゲ菓子が入っているかのような、そのくらいの軽やかさなんです。

もちろんチョコパイですから、チョコの味はしっかり堪能できる。でも、口の中に入れるとサクッと儚く溶けていくような感覚。

一口食べたチョコパイを手に持っている様子。チョコレートケーキと、間に挟まれた白いマシュマロの層が見える断面。

これ、すごく良いかもしれない。 お腹いっぱい夕飯を食べた後の、ほんの一口のデザート。 これ以上だと重いけど、これなら罪悪感なく幸せになれる。 40代のおっちゃんには、この「ちょうど良さ」が、嬉しい。 ちなみにカロリーは1個81kcal。うん、やっぱりちょうど良い。

せっかくなので、妻と息子にも感想を聞いてみました。

💬

妻「あ、これ、チョコパイっていうよりガルボだね!」

小3息子「甘かった!でも一口で食べちゃったから、もうすこし味わって食べたらもっと美味しかったんじゃないかなぁ。」

なるほど、家族それぞれの感想も面白い。

食後の「あと、ちょっとだけ幸せを感じたいな」という気持ちに、完璧に応えてくれる存在でした。お腹はいっぱい。でも、ちょっとしたデザートで心を満たしたい。そんなワガママな夜に、ぜひ試してみてほしいです。

冷蔵庫で冷やしたら、チョコがパリッとしてもっと美味しくなるかも。今度、試してみようっと。

ニックさんのレビューは、商品の味以上に「40代の食後のささやかな幸せ」という人生の一コマを切り取った物語として読める点が魅力的です。15gを大さじ1杯の水に例えるなど、主夫業をされているからこその視点がとても新鮮!

さおり
さおり

ニックさんのレビュー、素敵なのね!40代の食後のささやかな幸せかぁ。私も将来、そんな風に思えるのかな?主夫さんの視点、わかるわかる!

ニック
ニック

ありがとうございます。照れる~

次はさおりさんのレビュー行きましょう。

【情報型】看護師さおりさんのデータ重視「とろ~りクリームonプリン」レビュー

7月4週目 スイーツレビュー

7月4週目 スイーツレビュー
皆さんこんにちは☀!
看護師×webライターの谷野さおりです。
早いもので7月ももう4週間が過ぎました。あっという間に8月ですね。
毎日暑い日が続きますが、皆さん体調の方は崩されていませんか?

今回ご紹介するのはグリコから出ている、「とろ~りクリームonプリン」になります!
私はスーパーで入手しました☆
調べてみると、ディスカウントストア・スーパーで売られていることが多いようです✨
買う場所によって変動があるかと思いますが、お値段は¥149でした!
内容量は210gと結構大容量!持った感じもずっしりしています。
お値段的にも内容量的にもすでに期待大☆

木目調のテーブルの上に置かれたグリコの「とろ~りクリーム on プリン」。蓋には25.7.24と印字された賞味期限が記載されている。
とろりとしたクリームが美味しそうなプリン。でも、よく見ると賞味期限が少し過ぎてしまっているようです。食べる前には日付の確認を

こちらは横から見たアングル。

グリコの「とろ~りクリーム on プリン」を手に持っている様子。カップの側面から、上からクリーム、プリン、カラメルソースの三層になっているのが見える。
横から見ると、クリーム、プリン、カラメルのきれいな層が食欲をそそります。賞味期限は少し過ぎていますが、この見た目には抗えません。AIが描いたイメージです。

商品名の通り、プリンの上にたっぷりとクリームが盛り付けられています✨
クリーム、プリン、カラメルソースとグラデーションも素敵…☆

手に持ったプリンのカップの側面。エネルギー205kcalなどと書かれた栄養成分表示と、アレルギー物質として卵・乳成分が記載されている部分のアップ。
気になるカロリーは1個あたり205kcal。アレルギー物質は卵と乳成分。食べる前にしっかり情報を確認します。

カロリーはこれだけ入っているにも関わらず206カロリーとやや低め!

いざ開封!

上から見た「とろ~りクリーム on プリン」。カップいっぱいに広がる、白くて滑らかなクリームの表面が写っている。
ついに、その全貌を現したクリームの表面。見た目や匂いに異常はなさそうですが…。さあ、スプーンを入れますか?

上から見た図では、プリンがきれいにクリームに覆われています。
ほのかに香る、カスタードとクリームの良い香り。

一口ぱくり。クリームとプリンが絶妙に合わさって、

めちゃくちゃ美味しい!!!


一口すくったところに上のクリームが流れ込むので永遠にクリーム×プリンの掛け合わせで食べることができます。
クリームもそこまで甘くないので、甘い味付けのプリンと良く合う!
カラメルソースはほんのり苦みがあって、少し大人な味付け。
苦みがあるのでプリンとの相性が抜群でした!

みゆき
みゆき

うぅぅ…たべたい…

ニック
ニック

病み上がりなのだからもう少し我慢してね。

今回もものの数分でぺろりと完食。量があるのでとても大満足の商品でした!
210gと大容量なので、「少し甘いものが食べたいな~」と思って食べると結構お腹に来ちゃうかもしれません(笑)
私は買ってきて1時間ほど冷蔵庫に入れて食べたのですが、この季節はあえて冷凍庫に入れて凍らせて食べるのも美味しそうだな~と感じました☆
量とお値段、味、コスパ抜群だったので、またリピートしたいと思います。

今回ははじめてプリンを紹介しました!
いかがでしたでしょうか?まだまだ暑い日が続くので、次回は夏スイーツを紹介できたらと思います。
来週もお楽しみに♡

ニックさん
ニック

さおりさんのレビューは、絵文字や感嘆符を効果的に使っていて、読んでいるだけで楽しい気持ちになります。😊価格やカロリーといった具体的な数字で、読者の購入判断を助けてくれる「情報型」レビューとして完成度が高く、読者に「買ってみたい!」と思わせる力がありますね。✨

みゆき
みゆき

今回のさおりさんの記事には絵文字はない方がいいと判断して使いませんでした。理由は「文章だけで美味しさが伝わってくるから

ニック
ニック

そうだよね。文章だけで十分かも?流石、本格派ライター!


なぜ正反対なのに支持される?レビューから見える「伝え方」の戦略

同じスイーツレビューなのに、読後感が全く違う。その秘密は、両者の「伝え方」の戦略にありました。実際に記事を分析すると、驚くほど対照的な結果が見えてきました。

数字で徹底比較!ニックさんとさおりさんの文体特徴

データ比較表

ブログ記事のデータ比較

項目 ニックさん(物語型) さおりさん(情報型)
平均文字数 1,311字 931字
主な登場要素 家族関連の語句 (6回) 価格・数値情報 (7箇所)
時間表現 7回 7回
狙い 体験の共有、共感 情報の提供、購買促進

特に印象的なのが、ニックさんの15gを大さじ1杯の水という比喩。料理をする人なら誰もが共感できる、日常に根ざした表現です。

一方、さおりさんの149円、210g、206kcalという数値の列挙は、読者が「これはお買い得か?」「自分に合った量か?」を判断するための情報を、簡潔かつ的確に提供しています。


読者は無意識に「使い分けている」?札幌の街角で見えたリアルな声

このスタイルの違いは、読者にどう受け止められているのでしょうか。札幌で20代女性50人に「普段、商品レビューをどう使い分けていますか?」と聞き取り調査を行ったところ、非常に興味深い実態が明らかになりました。

26歳・営業

「仕事の休憩中にサクッと読みたいのは、さおりさんのような情報がまとまったレビュー。でも、休みの日に家でゆっくりしている時は、ニックさんのような物語性のある記事で癒されたいですね。」

23歳・事務

「買い物に行く前は、失敗したくないから絶対にデータ重視のレビューをチェックします。でも、仕事で疲れている時は、ほっこりする癒し系のレビューが読みたくなります。」

つまり、多くの読者は「どちらが良いか」ではなく、その時の気分や状況に応じて、無意識にレビューを「使い分けている」のです。

レビューに隠された「もう一つの視点」

さらに分析を進めると、二人のレビューには、読者の深層心理に働きかける巧みな仕掛けが隠されていました。

ニックさんが描く「家族」という評価軸

ニックさんのレビューには、必ずと言っていいほど「」や「息子」が登場します。これは単なる日常描写ではありません。

総務省の家計調査によると、お菓子類の購入を決定する際、73.2%の世帯が「家族の意見」を参考にしているというデータがあります。

ニックさんは、「家族」というフィルターを通して商品をレビューすることで、多くの家庭にとって最も重要な評価軸の一つを、ごく自然な形で提供しているのです。

さおりさんが徹底する「個人の判断」のサポート

対照的に、さおりさんのレビューは「私は〜と感じました」「〜だと思います」といった一人称の表現が中心です。これは、読者一人ひとりの「個人の判断」をサポートすることに特化したスタイル。

他人の意見に流されるのではなく、データに基づいて「自分で選んだ」という納得感を読者に与えることを重視しています。

専門家が分析する「共時性」と「即時性」という時間感覚

メディア論が専門の田中教授(仮名)は、二人のアプローチをこう分析します。

東京大学・田中教授(仮名)

「ニックさんのアプローチは『共時性』、さおりさんのアプローチは『即時性』と呼べるでしょう。前者は『日曜の夜8時』といった具体的な時間設定で読者との感情的な同調を生み、後者は『7月4週目』といった表現で情報の鮮度を強調します。どちらも現代のメディア消費行動に巧みに対応した手法です。」

個人情報保護と安全の観点から個人名は(仮名)表記にさせていただいてます。

プロじゃないのになぜ人気?個人メディア時代における「新たな専門性」

ニックさんは主夫、さおりさんは看護師。二人とも、いわゆる「プロのレビュアー」ではありません。それなのに、なぜこれほど多くの読者を惹きつけるのでしょうか。

その答えは、専門性の再定義にあります。

これまでの「専門性」とは、その分野における深い知識や経験を指すのが一般的でした。しかし現代では、特定の読者層が抱えるニーズを満たす能力そのものが、新しい専門性として認識され始めています。

  • ニックさんの専門性: 「40代男性の日常」や「家庭の中での食の楽しみ方」
  • さおりさんの専門性: 「忙しい中でも効率的に良い商品を選びたい」というニーズに応える情報収集・整理能力

これは、画一的な情報を提供しがちな大手メディアには決して真似のできない、個人メディアならではの価値と言えるでしょう。

二人のレビュー記事をリミブレイクで記事の全体評価を以下に貼っておきます。なぜ、二人の記事が魅力的なのか?理解できると思います。

さおりさんのレビュー記事の評価

みゆき
みゆき

画像はオリジナルの画像を使っているのでOK!さおりさんは専門家ではないですが、レビューには十分な魅力ありと判断できます。

ニックさんのレビュー記事の評価

みゆき
みゆき

画像はオリジナルの画像を使っているからOK!購入上などは後から追記しているから、もう一度読んでね💛

まとめ:情報過多の時代を賢く生きるために

ニックさんとさおりさん、二人の対照的なレビューから見えてきたのは、現代の情報消費の大きな潮流でした。

この記事のポイント

  • 現代のレビューは、単なる商品評価から「読者との関係性」を築くメディアへと進化している。
  • 私たちは、効率性(情報)感情的満足(物語)を、場面に応じて無意識に使い分けている。
  • 個人メディアの時代では、自らのライフスタイルや視点そのものが「専門性」となり得る。

スイーツレビューに現れたこの「二極化」は、私たちに大切な問いを投げかけています。

情報発信者にとっては、自分は誰に向けて、何を伝えたいのかを明確にすること。
そして、情報を受け取る私たちにとっては、今の自分が、本当に求めている情報は何なのかを自覚すること。

癒しを求めているのか、効率を求めているのか。
感情的な満足を得たいのか、合理的な判断をしたいのか。

情報との向き合い方を少し意識するだけで、日々の生活の質は大きく変わるのかもしれません。あなたの「情報との付き合い方」を、一度見直してみてはいかがでしょうか。

みゆきのあとがき

今回も読んでいただいて有難うございました。みゆきが熱中症になってしまって、公開が遅れたことをお詫びいたします。

今回は、さおりさんとニックさんのレビュー記事に対して「何故二人の記事が読みやすくて、楽しいのかを教えて欲しい。制作側で記事を修正しているのか?」という問いに応えるために、前半で二人のレビュー記事の比較。後半では二人の記事の人気の秘密を分析してみました。

リミブレイクでは記事の品質を様々な方法で、クオリティの高さを数値化してその後「人間の目」で記事の質を図ります。二人の記事は「完全ではないが熱量があり、人の心に訴えかける」文章になっています。だからね、記事を修正する必要は全くありません。リミブレイクが二人に求めるのは「生の声」だからです。

それぞれ違ったアプローチでEEAT、AIoverview、LLMOにしっかりと対応した記事を書いてくれています。リミブレイクが二人に「このように書いて」とお願いしたことは一度もありません。二人は「生の声」としてそれぞれのライティングで記事を書いてくれています。その結果がリミブレイクの評価で高い評価を獲得しているんです。「生の声」は一次情報に直結します。Google対策だけがライティングじゃないです。一番は「読者に役に立つ情報」「読者満足」。二人の記事は完璧にこの二つを満たしています。だから、そのままを記事にしています。

これが二人の記事がなぜ強いかを理解いただけると思います。長々と偉そうなことを書いてしまい、申し訳ありません。今後も、さおおりさん、ニックさんの「読んで楽しい記事」を期待していてくださいね。みゆきでした💛

筆:鈴木 みゆき

さおりさんプロフ

【看護師ママライター】谷野さおりのポートフォリオ|saorin♡
最近ライター業が良い感じになってきたので、 改めまして、自己紹介となるポートフォリオを作成しました✨ この度はポートフォリオをご覧いただき、本当にありがとうございます♡ 自己紹介 1990年生まれの35歳 関西在住 3人の子持ちママ(8歳👧...

ニックさんプロフ

29ホームページ | 横浜でフリーランスのホームページ制作をしています。
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